フィレンツェが誇るフレスコ画芸術

セントレジス・フィレンツェと同じエレガントな広場に位置しており、その優美なファサードには、美術史上最も名高い芸術家、フィレンツェで生まれ育った真の巨匠であるギルランダイオやボッティチェッリが描いたルネッサンス期のフレスコ画が驚くほどたくさん残されています。

この聖堂内のサッセッティ礼拝堂には、ギルランダイオが手掛けた数々のフレスコ画が残されています。これらのフレスコ画は、その精緻な細部と鮮やかな色彩が素晴らしいのはもちろんのこと、15世紀フィレンツェの人々の暮らしを垣間見せてくれるものとしても高く評価されています。中でも、ギルランダイオの「羊飼いの礼拝」は、彼の最高傑作とされています。

この教会には、ルネサンス美術幕開けの傑作があることで有名なブランカッチ礼拝堂があり、マサッチオとマソリーノの作品の要所です。彼らのフレスコ画は、空間と人体をまるで彫刻のように表現する革新的なアプローチを見せてくれます。